石川 暁章

「失敗談②」

最近だいぶ暖かくなってきました。

昨年はコロナ禍がキーワードの一年だった気がします。

 

どの仕事も同じかとは思いますが、休んで仕事に穴を空けると各方面に色々と迷惑をかけるので、体調管理には人一倍注意しています。

 

二十年ほど前、土地の契約日に大風邪をひいて39度の熱が出たときに、秋口だったのですが、厚手のダウンコートを羽織りながら、真っ青な顔で震えながら白目を剥いて意識朦朧の中、契約手続をしたことがあります。

当時の教えとしては、「親の死に目より契約優先」という鬼の様な掟がありました。

 

自分が死んだら話にならんだろうが。

 

さすがにお客様からも心配され、契約が無事終了して、息も絶え絶え車で帰宅しましたが。

帰り際、上司から「体調管理していないお前が悪いんだよ。甘えんなよ!」と。

要は、休んで人に迷惑をかけてはいけないということを、身をもって学べと言うことです。

体調管理も仕事のうちというのは本当のことだと気づかされました。

 

今まで色んな職業の偉い方とお話させてもらう機会があり、皆さん同じ事を言われます。

「体調管理は?ちゃんと検査してる?身体が資本。もし自分が倒れたら家族が露頭に迷うし、銀行もお金貸してくれないよ」。とのことでした。

偉い人みんなが言っていることだから間違いないのでしょう。

なので、昔から少しでも何かおかしいな?と感じたらすぐ病院に行っています。

 

昔話のついでですが、当時、デートをする約束があり、仕事の調整が中々うまくいかず、何とか休みを取るために馬鹿な頭を振り絞って考えたのが、

〈病院へ行って診断書を書いてもらい会社を休んで遊ぶ〉でした。

悪くもないのに病院へ行って、

自分:「あああぁ具合がわるいぃ。とにかく悪い。診断書。今すぐ書いて。死にそう。」

医者:「・・・書けるけど・・ああ、診断書代はいいや。」

自分:「⁉。先生、ありがとう」

 

 

で、そのままもらって会社に見せたら、中身は「仮病」

 

 

仮病なんて病気ねぇだろうが。

ヤブ医者が。やってくれるじゃねえか。

どれだけ怒られたと思ってるんだよ。

 

 

不純な動機で生きている小僧のことなんて、百戦錬磨の方たちにはすぐ見透かされるのでしょう。若い時はいかに遊ぶかという為だけに頭を使って行動していた様な気もします。

まあ、今も大して変わっていない気がしますが。

 

高知東店も新しい世代のスタッフが増えてきました。

規律を守って真面目にやるだけじゃなく、不純な動機でも良いので予定調和や既成概念を壊して切り抜けていくような冒険心と知恵を持って精進してほしいと思っています。

仮病でも理由が面白かったら会社は許さなくても私は許します。

 

 

それでは皆様も、体調管理にはくれぐれも気を付けてくださいませ。

 

 

 

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