石川 暁章

サクラサク

 

桜が満開です。

土曜なのに道路が混んでいたのは、皆さん家族でお花見に行っているからでしょうか。

 

今日は、建築中のお施主様と現場での立会で佐川町に。

近くの広場(公園)に停車する。

普段仕事で車に乗っている時、時間に追われ、周りの景色を見る余裕がなく、こんなに間近で桜を見る事はここ何年もなかったので、心にゆとりができた感じがする。

 

桜は満開にならないと雨でも散らないらしい。

満開になってから一斉に散る。朝のニュースでそんなことを言っていた。

 

ふと公園の隅を見ると、一本の桜が。

なぜ一本だけなのか。気になる。どうしても気になるので、近くに行ってみる。

 

隣に何か札がある。

陽光桜2021年3月18日植

「桜の隣の小さな苗木」

 

町内会なのか個人なのかはわからない。

この公園の片隅に佇む一本の桜の木を淋しく不憫に思ったのか。

この苗木が一人前の桜になるのは何年後だろう。

10年後・20年後・・いつかこの親子桜の下で近所の方が集まって花見ができれば。

そう想ったのか。

 

いずれにせよ、心優しい人の行為を感じた。

 

何気ない日常の中で、普段しなかったことをすると、新しい発見や気づきがあると

思った1日でした。

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