家の性能を数値化 C値
はじめまして!!
工務の吉川です。
アイフルホームに入社してから高気密高断熱の
住宅を要望されるお客様が多いなぁと感じます。
私は個人的には・・・でございますが。
少し難しいかもしれませんが、
今回はとある現場にて気密測定を実施しましたので、
【C値】のお話をしていきたいと思いますが、
長くなりそうなので2部に分けてお話します。
まず【C値】ですが、相当すきま面積といい
どの程度、対象物件に隙間があるのかを示した数値です。
また、このC値(㎠/㎡)×延べ床面積(㎡)で全体の隙間(㎠)が分かります。
つまりC値は小さければ小さいほど隙間が少ないということです。
隙間が少なければ、暖房や冷房の流出が少なくなったり、
湿度コントロールが容易になったりと
省エネルギーに繋がり、光熱費が多少減るのではないでしょうか。
※実際は外皮平均熱貫流率や熱損失係数などが複雑に絡みますが・・・
ちなみに普通の住宅のC値はだいたいが10前後の値になるかと思います。
一般的な賃貸アパート・借家は該当するのではないでしょうか?
今回の測定では【C値0.5】となっております。
高知エリアのZEH基準は0.6なので基準はクリアできています。
今回の物件の延べ床面積は89㎡程度ですので、
89×0.5=44.5
全体の隙間面積が44.5㎠であることが分かります。
比較のために他物件(延べ床面積は同じとする)にて
一般的な気密性ということでC値を10と仮定するならば
89×10=890
全体の隙間面積が890㎠となります。
A4用紙より少し大きいくらいですかね。
ではこの数値がどうゆうことなのか、次回考察していきたいと思います。