高知店

24時間換気扇は常に稼働しているため、室内の空気を清潔に保つ大切な役割を果たしています。
しかし、その分フィルターやダクトに汚れが溜まりやすく、掃除を怠ると効率低下や健康被害につながる恐れがあります。
とはいえ、具体的にどのように掃除すべきか、またどのくらいの頻度で行えば良いのか迷う人も多いでしょう。
ここでは、換気システムの仕組みから掃除方法、さらには業者依頼のポイントまで順を追ってご紹介します。

24時間換気扇の仕組み

第一種換気システムとは

第一種換気は、給気と排気の両方を機械で行う方式です。
効率的に換気ができ、温度や湿度をコントロールしやすいのが特徴です。
寒冷地や高気密住宅に多く採用され、快適さを維持できる一方で、フィルターが汚れると効率が一気に落ちるため定期的な掃除が欠かせません。

第二種換気システムとは

第二種換気は、給気のみを機械で行い、排気は自然に任せる方式です。
主に病院やクリーンルームで用いられ、室内を陽圧にして外からのホコリや菌を防ぎます。
家庭では少数派ですが、フィルター清掃が滞ると逆に汚れた空気を取り込むリスクがあります。

第三種換気システムとは

第三種換気は、排気を機械で行い、給気は自然に任せる方式です。
一般的な住宅で最も普及しており、コスト面でも導入しやすいのが特徴です。
ただし、排気口やフィルターの目詰まりは換気効率に直結するため、清掃を怠ると室内の空気がよどみやすくなります。

換気扇掃除の重要性と影響

汚れによる健康被害

換気扇にホコリやカビが溜まると、アレルギーや喘息の原因になることがあります。
特に小さな子どもや高齢者は影響を受けやすく、目に見えないリスクが大きいといえます。
汚れを放置すると、換気機能そのものが健康を損なう要因になりかねません。

換気効率の低下

フィルターの目詰まりは、空気の流れを妨げて換気効率を下げます。
その結果、結露やカビの発生につながり、建物の劣化を早める可能性もあります。
効率的な空気循環を維持するためには、定期的な清掃が不可欠です。

火災リスクの増加

油汚れやホコリが蓄積すると、モーターや配線に負荷がかかり、発火の原因になることもあります。
特にキッチン周りの換気扇は油分を含んだ汚れが付着しやすく、こまめな掃除を怠ると危険性が高まります。

換気扇掃除方法と頻度

掃除の頻度と目安

一般的には、フィルターは1〜3か月に1回を目安に掃除すると良いとされています。
キッチン付近では油汚れが多いため月1回、それ以外の場所は季節の変わり目に合わせるなど、環境に応じて調整するのが理想的です。

適切な掃除方法

まず、換気扇の電源を切り、安全を確認してから作業を始めます。
フィルターは掃除機でホコリを吸い取った後、中性洗剤で洗浄すると効果的です。
ダクト内部は家庭での清掃が難しいため、届く範囲だけを軽く拭き取り、奥までは無理をしないことが推奨されます。

業者への依頼

内部のダクトやファンは素人では手が届きにくいため、数年に一度は専門業者に依頼するのが安心です。
特に異音や異臭がする場合は、早めの点検を検討しましょう。
プロに依頼すれば徹底的な清掃が可能で、換気効率の回復や寿命の延長にもつながります。

まとめ

24時間換気扇は常に稼働しているため、汚れが蓄積しやすく健康や住環境に大きな影響を及ぼします。
仕組みを理解し、定期的に掃除を行うことで換気効率を維持し、快適な室内環境を保つことができます。
掃除はフィルターを中心に自分で行い、難しい部分は業者に任せるのが賢明です。
掃除の頻度を意識して取り組めば、住まいの安全性と快適性を長く守ることができるでしょう。