高知店

新しい生活、ワクワクする一方で、家探しは不安ですよね。
理想の住まいを見つけるには、いつから動き始めれば良いのか、何を準備すれば良いのか、迷うことも多いでしょう。

今回は、家探しをスムーズに進めるための具体的なステップと、注意点を解説します。
引っ越しを成功させるためのヒントがきっと見つかるはずです。

家探しは何ヶ月前から？

理想の時期と現実的な期間

理想的には、引っ越し希望日の2～3ヶ月前から家探しを始めるのがベストです。
余裕を持って物件を探し、比較検討できます。
例えば、3月1日に引っ越したい場合、12月1日頃から家探しを始めると、年末年始の休みや、物件の集中期を避けてじっくり探すことができます。

しかし、現実的には1～2ヶ月前からの開始でも十分対応可能です。
特に賃貸物件の場合、希望する物件が見つかったとしても、契約手続き（重要事項説明、契約書への署名・捺印、保証会社への加入手続きなど）や、入居前の手続き（鍵の受け渡し、敷金・礼金・家賃の支払いなど）に数週間かかることを考慮する必要があります。
引っ越し業者の手配なども含めると、さらに時間がかかります。

早すぎるデメリットと遅すぎるリスク

家探しを早すぎると、希望する時期に空室がない、家賃相場が変化する可能性などがあります。
例えば、人気エリアの物件は、募集開始からすぐに埋まってしまうことが多く、早すぎる時期から探しても、希望する条件の物件が見つからない可能性があります。
また、長く物件探しに時間を費やすことになり、精神的な負担も大きくなります。
毎日複数の物件を内見したり、不動産会社に連絡を取り続けたりするストレスは想像以上に大きいです。

一方、遅すぎる場合は、希望条件に合う物件が既に埋まっている、希望エリアで選択肢が狭まる、引っ越し準備に時間が取れなくなるなどのリスクがあります。
特に、繁忙期（3月～4月、9月～10月）は、物件の空室状況が厳しくなるため、早めの行動が重要です。
引っ越し業者の予約も困難になる可能性があります。

ライフイベントとの調整方法

結婚や卒業、転職など、ライフイベントと家探しを同時に行う場合は、イベントのスケジュールを考慮して家探しを始める時期を決定しましょう。
例えば、卒業後に引っ越しを予定している大学生は、卒業式や卒業論文提出などのスケジュールを考慮し、2月頃から家探しを始めると良いでしょう。

また、結婚を機に引っ越しを予定しているカップルは、結婚式の日程や、新生活の準備期間などを考慮し、余裕を持って家探しを始めましょう。
転職の場合は、内定を得てから家探しを始めるのが一般的ですが、希望エリアが決まっている場合は、内定前に情報収集を始めるのも有効です。

不動産会社への相談方法

予約方法と注意点

不動産会社への訪問は、電話やメールで事前に予約することを強くおすすめします。
予約することで、担当者が希望条件を事前に把握し、効率的に物件を紹介してくれます。
例えば、「駅徒歩5分以内、2LDK、家賃10万円以内」といった希望条件を事前に伝えることで、担当者はそれに合う物件情報を事前に準備できます。
予約なしで訪問すると、担当者が不在だったり、待ち時間が長くなったりする可能性があります。

また、複数の不動産会社に相談する場合も、それぞれの会社に予約を入れてから訪問しましょう。
予約の際には、希望エリア、家賃、間取り、築年数、ペット可否、駐車場の有無など、可能な限り具体的な希望条件を伝えましょう。

希望条件の伝え方

希望条件を伝える際には、メモやリストを活用すると効果的です。
家賃の上限、通勤・通学時間、間取り、設備（浴室乾燥機、オートロック、宅配ボックスなど）、周辺環境（スーパー、コンビニ、病院の近さなど）、日当たり、眺望など、優先順位をつけて整理しておきましょう。
曖昧な表現ではなく、具体的な数値や条件を伝えることで、担当者も的確な物件を紹介しやすくなります。

例えば、「駅徒歩10分以内」や「家賃8万円以内」、「築年数10年以内」、「南向き」、「2LDK以上」といったように具体的に伝えましょう。
写真や間取り図があると、より希望が伝わりやすいです。

担当者との良好な関係構築

不動産会社との良好な関係を築くことは、家探しを成功させる上で非常に重要です。
担当者には、希望条件だけでなく、自身のライフスタイル（一人暮らしか同棲か、ペットの有無など）、家探しに関する不安や疑問（契約の流れ、保証人の有無など）、予算感なども積極的に伝えましょう。

信頼関係を築くことで、より適切なアドバイスや、希望に沿った物件を紹介してもらえる可能性が高まります。
また、複数の物件の内見に同行してもらう際に、それぞれの物件の良い点や悪い点を率直に伝えることで、担当者も希望をより深く理解し、最適な物件選びをサポートしてくれます。

希望条件の整理方法

優先順位付けの重要性

希望条件が多すぎると、理想の物件を見つけるのが難しくなります。
そのため、希望条件に優先順位をつけることが重要です。
絶対に譲れない条件（例：駅からの距離、ペット可否）と、妥協できる条件（例：築年数、設備）を明確に区別し、優先順位の高い条件から物件を探していきましょう。
例えば、「駅からの距離」を最も重要視する場合は、駅近物件を優先的に探し、その他の条件は徐々に妥協していくという方法が有効です。
それぞれの条件の重要性を1～5の数字で表す（1が最も重要）のも有効です。

家賃上限の設定と現実性

家賃の上限を決めることは、予算管理と家探しをスムーズに進める上で非常に重要です。
自分の収入（手取り収入）、生活費（食費、光熱費、通信費など）、貯蓄状況を考慮し、無理のない家賃の上限を設定しましょう。

家賃以外にも、敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用がかかることを忘れずに計算しましょう。
上限を超える物件は、最初から除外することで、物件選びの時間を節約できます。
現実的な家賃設定を行うためには、SUUMOやHOME’Sなどの不動産情報サイトで、希望エリアの家賃相場を事前に調べておくことが重要です。

妥協点を見つけるコツ

すべての希望を満たす物件を見つけるのは難しいです。
そのため、妥協点を見つけるための工夫が必要です。
例えば、希望エリアを少し広げたり、間取り（1LDKから1DKに変更など）、設備（浴室乾燥機はなくても良いなど）、築年数で妥協したりすることで、より多くの選択肢から理想に近い物件を選ぶことができます。

妥協点を見つけるためには、希望条件の優先順位を改めて確認し、譲れない条件と譲れる条件を明確にすることが重要です。
例えば、駅徒歩10分以内は譲れないが、築年数は多少古くても良い、といったように、明確に線引きをすることで、妥協点をスムーズに見つけることができます。

まとめ

家探しは、引っ越し希望日の1～2ヶ月前から始めるのが現実的です。
しかし、情報収集はもっと早くから始めることで、より多くの選択肢から選ぶことができます。
不動産会社への相談は予約し、希望条件を明確に伝えましょう。
そして、希望条件の優先順位付けを行い、妥協点を見つけることで、理想の住まいを見つけられます。

焦らず、計画的に家探しを進めることで、新しい生活への不安を解消し、快適な住まいを手に入れましょう。
家探しは人生における大きなイベントです。
余裕を持って準備を進め、後悔のない選択をしてください。