高知店

マイホーム建設、いよいよ上棟間近。
喜びとともに、気になるのが上棟式のことではないでしょうか。
伝統的な儀式として知られる上棟式ですが、近年は行わない家庭も増えています。
費用や手間、そして関係者への感謝の気持ち…様々な要素が絡み合い、悩ましい選択です。

今回は、上棟式をしない場合の適切な対応と、関係者への感謝の伝え方について、具体的な方法を提示します。
家づくりにおける大切な一歩を、安心して踏み出せるようお手伝いできれば幸いです。

上棟式をしない場合の対応

費用を抑える方法

上棟式は、祝儀や食事、お酒、お供え物など、それなりの費用がかかります。
簡略化すれば費用を抑えることは可能です。
例えば、神主を招かず、ささやかな儀式とする、あるいは、食事会を省略し、手土産のみとするなど、規模を縮小することで、大幅なコスト削減が期待できます。
ご祝儀の金額も、地域や関係性によって調整できます。

事前に、建築会社と相談し、費用を抑えるための具体的な方法を検討しましょう。
何よりも大切なのは、感謝の気持ちです。
費用を抑える工夫を凝らすことで、その分、他の部分で感謝の気持ちを表すこともできます。

時間的な負担軽減策

上棟式は、準備や当日の対応など、時間的な負担も無視できません。
特に、多忙な世帯主にとっては、大きなストレスとなる可能性があります。
上棟式をしないことで、その時間を他の家づくりに関する事項に充てることができます。
例えば、建材選びやインテリアの検討、引越し準備など、時間のかかる作業に集中できます。

また、上棟式を省略することで、建築会社側の負担軽減にもつながり、スムーズな工事を進めることに貢献できる場合もあります。

関係者への適切な連絡

上棟式をしないことを決定したら、関係者への連絡は早めに行いましょう。
特に、建築会社や職人さんには、感謝の気持ちを伝えつつ、上棟式をしない旨を丁寧に説明することが重要です。
連絡方法としては、電話やメールだけでなく、直接訪問して伝えることも効果的です。
その際に、上棟式に代わる感謝の気持ちを伝える方法を具体的に伝えることで、誤解を招くことなく、良好な関係を維持することができます。

上棟式をしない理由の整理

費用面の問題点

家づくりは、そもそも高額な費用がかかります。
上棟式は、祝儀や飲食代、準備物など、予想以上に費用がかさむ場合があります。
10万円から15万円程度とされることもありますが、地域差や規模によって大きく変動します。
予算に余裕がない場合、上棟式は大きな負担となる可能性があります。
費用面を考慮し、本当に必要な支出かどうかを慎重に検討する必要があるでしょう。

時間的制約と負担

上棟式は、準備から当日の対応まで、時間と労力を要します。
吉日を選んで日程調整したり、参列者への連絡や準備、当日の進行など、多忙な世帯主にとっては大きな負担となります。
特に、子育て中や仕事が忙しい世帯では、時間的な余裕がないことも多いでしょう。
時間的な制約を考慮し、家づくり全体のスムーズな進行を優先する判断も妥当です。

増加傾向と現代の事情

近年、上棟式を行わない世帯が増加傾向にあります。
これは、ライフスタイルの変化や、費用や時間的な負担の増加、伝統的な儀式に対する意識の変化などが背景にあると考えられます。
特に、核家族化や共働き世帯の増加により、大勢を招いて盛大に祝うことが難しくなっている現状があります。
現代の事情を踏まえ、自分たちのスタイルに合った家づくりを選択することが重要です。

関係者への感謝の伝え方

職人さんへの感謝状

上棟式をしない場合でも、職人さんへの感謝の気持ちはきちんと伝えましょう。
感謝状を作成し、現場監督を通じて手渡すことで、誠意が伝わるでしょう。
感謝状には、具体的な感謝の言葉とともに、家づくりに対する想いや、職人さんの仕事への感謝を綴りましょう。
手書きのメッセージを加えることで、より気持ちが伝わりやすくなります。

施主の気持ちの伝え方

感謝状だけでなく、直接言葉を添えることも大切です。
現場に足を運び、職人さん一人ひとりに感謝の言葉を伝えることで、より深い感謝の気持ちが伝わります。
日頃の感謝の気持ちを表すだけでなく、家づくりに対する想いや、今後の期待などを伝えることで、より一層良好な関係を築くことができます。

ささやかな贈り物を選ぶポイント

感謝の気持ちを表すために、ささやかな贈り物も有効です。
職人さんの好みに合わせたものを選ぶことが理想ですが、それが難しい場合は、日持ちするお菓子や飲み物など、誰にでも喜ばれるものを選びましょう。
予算に合わせて、無理のない範囲で贈り物を用意することが大切です。
個人の好みを考慮するよりも、感謝の気持ちを表すことが重要です。

まとめ

上棟式は、伝統的な儀式ではありますが、必ずしも行う必要はありません。
費用や時間的な負担、そして現代のライフスタイルを考慮し、自分たちにとって最適な方法を選択することが大切です。
上棟式をしない場合でも、関係者への感謝の気持ちは、感謝状や直接の言葉、ささやかな贈り物を通してきちんと伝えることが重要です。

感謝の気持ちは、家づくり全体をスムーズに進める上で、大きな力となります。
この記事が、皆さんの家づくりにおける不安解消の一助となれば幸いです。